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Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/20.500.12001/22166

 
Title :明治の洋楽草創期における幼児唱歌集に関する研究
Title alternative :A Study of Children’s Songbooks during the Introductory Period of Western Music in the Meiji Era
Authors :大山、伸子
Authors alternative :Oyama, Nobuko
Authors affiliation :沖縄キリスト教短期大学保育科教授 音楽教育学
Issue Date :20-Jan-2018
Publisher :沖縄キリスト教短期大学
Type Local :紀要論文
Type (NII) :Departmental Bulletin Paper
ISSN :0385-1745
Abstract :日本の洋楽草創期における幼児唱歌集は、明治10(1877)年から明治15(1882)年にかけて、日本初の「保育並遊戯唱歌(保育唱歌)」が作成され、明治20(1887)年には日本初の官製版『幼稚園唱歌集』、明治34(1901) 年には、瀧廉太郎等による初の伴奏付き『幼稚園唱歌』が刊行されている。「保育並遊戯唱歌(保育唱歌)」は、東京女子高等師範学校附属幼稚園(現・お茶の水女子大学附属幼稚園) が開園された翌年、園児たちへの音楽教育の重要性を唱え宮内省式部寮雅楽課に依頼して作成されたもの だが、歌詞は万葉集や古今集等の日本古歌から選定されたものが多く、曲は雅楽課伶人(演奏者)たちに よる撰譜(作曲)で、幼稚園児たちには歌い難い教材だった。『幼稚園唱歌集』は、文部省音楽取調掛(現・東京藝術大学)が編纂した日本初の官製発行だったが、西洋の既成曲に文語体の歌詞をはめたものが多く、子どもたちには馴染みにくい曲が多かった。『幼稚園唱歌』は共益商社書店によって編集・発行されたとあるが、実際は瀧廉太郎等によって編纂されている。瀧廉太郎は、子どもが歌いやすい話し言葉や口語体の歌詞に曲を付け、歌詞も曲も既成のものではなく新しく創作した20曲を収めた。『幼稚園唱歌』発行以前の幼児唱歌集は、単旋律のみであったが、滝廉太郎等によって初めてピアノ(オルガン)伴奏が付けられた。瀧廉太郎の「お正月」「水遊び」などは、四季を彩る音色で子どもたちに親しまれ今日まで歌い継がれている。瀧廉太郎は日本の幼児音楽に先鞭をつけた音楽教育者としても位置づけられるだろう。本論文は、明治の洋楽草創期における幼児唱歌集のターニングポイントとして、「保育並遊戯唱歌(保育唱歌)」、『幼稚園唱歌集』、『幼稚園唱歌』について、それぞれの特徴を論述し日本の音楽教育に果たした役割にも言及する。
Rights :沖縄キリスト教短期大学
URI :http://hdl.handle.net/20.500.12001/22166
Citation :沖縄キリスト教短期大学紀要 no.47 p.49 -70
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